アクトペディア2
- 摘花誠司
『摘花五十鈴』『摘花一誠』の父。
古くからこの町に住んでいるが、町の開発と共に、『新市街』にある『町営住宅』に一家揃って引っ越してきた。
商社マンとして『新市街』で働いている。
『八朔』の栽培に従事している人がほとんどであった『嫦娥町』の住人だが、町の発展と共に彼のように新しい(外から入ってきた)仕事に就く人も増えてきている。
- 摘花鈴鹿
『摘花五十鈴』『摘花一誠』の母。
昼間は『新市街』にあるスーパーマーケットでパート勤めをしている。
- 朝霧かなめ
CV:渕上舞
1967年5月28日生まれ。
年齢は16歳。
身長163cm、体重45kg。
B:88 W:54 H:86
血液型はO型。
『九澄博士』のクラスメイトの女の子。
基本的には、普通にイイ人。
人格者で、誰とでも人当たり良く付き合うことができる。
丁寧な物腰で、非常に穏やかな口調で話す。
ニコニコと笑顔を絶やさない彼女の周りには、常に和やかな空気が漂っている。
おっとりとした印象を受けるが、実はテキパキとした性格で、洞察力、観察力に優れる。
人の気持ちの先の先を見越してコミュニケーションをはかるスペシャリストだが、どうにも言動に天然なものが含まれている。
そのため、心をえぐられるようなことをしれっと言ってのけることもあるが、彼女の言動が悪意を感じさせないためか、不思議と不快感は感じさせない。(実はそこまで計算した、腹黒い人なのかも……との疑惑は、博士は怖くて口にできないでいる)
感情が先走って呂律の回らなくなる五十鈴の言葉を通訳したり、有り余る元気をたしなめたりと、五十鈴のお目付け役的な役割を果たしている。
また、博識で色々なことにも詳しく、大抵のことはこなせるためか、“とりあえずわからないことは、かなめさんに聞いてみよう”といった具合に、クラスメイトからも頼りにされている。
五十鈴と仲が良く親友とのことだが、実はその付き合いは高校に入学してからのこと。
博士と同じく彼女もこの『嫦娥町』に引っ越してきたばかりで、高校の入学と同時にこの町にやってきた。
本が大好きで、気がつけば、日がな一日時間も忘れてずっと読書にふけっているということもしばしば。
特にミステリー小説が大好きで、シャーロック・ホームズ明智小五郎といった探偵の大ファンでもある。
また、本についている栞を集めるのも、彼女の中で密かなブームとなっているらしい。
非常に良く物事を観察しているため、他人の気がつかなかったようなことにもよく気づく。
持ち前の洞察力や観察力から、事の法則性なども見つけてしまうようだ。
推理小説好きのためか、本人の好奇心も旺盛。
普段はポヤポヤとしているが、いざ興味のスイッチが入ると、あり得ない行動力を発揮することがある。
穏やかな雰囲気で、怒らせるのも難しそうだが、怒ると本気で怖い。
以前、五十鈴が冗談でいたずらをした際の彼女の様子は、まさに鬼だったという。
怒りの形相を見せるまでもなく、ニコニコした笑顔を崩さないまま発する怒りは、見ている者を恐怖のどん底へとたたき落とす。
委員会(図書委員)に属している。
休み時間や放課後、図書室にいることも多い。
行動は計算高く、そつがない。
そのため、物事に動じることはほとんどない。
もし彼女が動じるようなことがあれば、それはかなり切迫した事態といえるかもしれない。
- 賢木儁一郎
CV:遊佐浩二
年齢は25歳。
都内にある某大学の大学院生。
地質学を専攻しており、この『嫦娥町』には、論文制作のための実地調査に訪れている、とのこと。
笑顔一つ見せず仏頂面なせいか、氷のような冷たい印象を与える青年。
博士は暴漢に襲われていたところを彼に助けられる。
その手際の良さ、腕っ節から相当の修羅場をくぐってきたことを想像させる。
地質調査にやってきた、ただの大学院生には見えないのだが……
4年前、知人がこの町で殺されている。
だが、この事件は巧妙に隠蔽され、表へ出ることがなかった。
事件の背景には謎の集団が存在する可能性があり、その調査にやってきている。
4年前、必死に訴えたにもかかわらず、何の対応もせず、事実をひた隠したこの町に対し、不審を抱いている。
4年前に殺されたのは彼の恋人であり、この町に対して復讐心を抱いている。
『神堕人』である彼。
『神人』の存在に気づいており、『神人』の事情にも詳しい。
櫛名田家と縁があるようだが、真意のほどは不明。
『神人』に、特に櫛名田家に並々ならぬ恨みを持っている。
突然この町で殺害された恋人。
その真実を探すため『嫦娥町』のことを調査していた。
やがて、彼女は櫛名田家の者によって殺されたということを知る。
その恨みは、彼を非情な手段をも平気でとる殺人者へと変えた。
“賢木儁一郎”というのは偽名であり、目的を果たすため『嫦娥町』に潜入する時につけた名。
自分の名前、これまでの生活……
全ての過去を捨ててまで、4年前に起こった、恋人『新珠三重子』の事件についての真相を暴こうとしている。
実際に大学院には進学していない。
地質学を専攻している大学院生というのは、彼が用意した“賢木儁一郎”のプロフィールである。
とある地方の国立大学の理学部地質学科に通っていた。
そこで『新珠三重子』と出会う。
父に先立たれたこともあり、家庭は裕福ではなかったが、母の勧めもありこの大学に進学する。
そのため、学費と生活費を自ら働いて稼ぎながら、大学での勉強を続けていた。
本名は“六方純一”という。
- 新珠三重子
『賢木儁一郎』の恋人。
4年前、この『嫦娥町』で行方不明になり、殺された。
どう見ても惨殺されたようにしか見えない有様であったが事件は公になることなく、真相は闇に葬られている。
その件に関して、『嫦娥町』の機関からは取り合ってもらえていない。
『賢木儁一郎』と同じく、とある地方国立大学の理学部地質学科に通っていた。
『賢木儁一郎』とは、入学時の一件があり、学科も同じだったことから親しくなる。
入学時は、いかにも田舎の女子高校生然としていた彼女も大学に入学してからは一変し、学科でもひときわ目を引く存在となっていた。
4年前、恋人の『賢木儁一郎』により発見された死体は、『神人』たちがいうところの古式に則った方法によって惨殺されていた。
賢木はその遺体がつけていた指輪によって、恋人であることを判別した。
- 真那香織
CV:後藤邑子
1961年12月17日生まれ。
年齢は21歳
身長166cm、体重46kg。
B:84 W:56 H:81
血液型はAB型。
『私立嫦娥大学』に在籍する大学生。
現在、理由があり休学中である。
人当たりがよく面倒見の良い、ほんわかとした雰囲気を漂わせている優しいお姉さん。
バイオリンの趣味があり、近所の河原や自宅で演奏している。
彼女の奏でる旋律は聴く人の心をとらえ、彼女の弾くバイオリンの調べを聴きに来るファンは多い。
両親とは死別しており、父方の祖母に引き取られたが、その祖母も他界。
現在、『旧市街』にある祖母の家で一人暮らしをしている。
家は都会でも珍しいバリアフリー構造。
足の悪かった祖母が快適に暮らせるよう、改築している。
両親は共に有名な音楽家だったため、彼女も幼い頃よりバイオリンの弓を振り回して遊んでいた。
幼少の頃より慣れ親しんだバイオリンへの興味は尽きず、何度となく家で演奏していたところ人の耳にとまり、今では彼女の演奏を聴きに、わざわざ足を運ぶ人も多い。
香織の家の前は、いつしか“やすらぎ横丁”と呼ばれ、親しまれているほどである。
穏やかな性格とは裏腹に芯は強く、一度こうと決めたものは曲げない。
だが単に我がままを通すわけではなく、相手のことを思いやった上でのことである。
身体が弱いらしく、体調は思わしくない。
そんな様子を気取られないよう気丈に努めてはいるが、最近では隠し通せないほど悪化している。
森の中などで、ただただのんびりと過ごすことが好きで、森林浴が自分の中でブーム。
穏やかな性格もあるのか、何もしないでぼんやりとした時間を過ごすことが楽しみ。
開発も進み、緑が切り崩されていく『嫦娥町』だが、未だに残る森林公園の原生林は、彼女にとって心を落ち着けることのできる大切な場所になっている。
『賢木儁一郎』の恋人である『新珠三重子』によく似ている。
三重子を知る賢木本人ですら、香織と三重子を混同してしまうほど。
音楽科のある別の大学に通いたかったが、そうはいかない事情から地元の『私立嫦娥大学』の教育科に通っている。
音楽の道は諦めたはずだが、心の内には諦めきれない未練が、多少は残っている。
『大神様』により『御徴』を授けられた『神人』。
『白狼観音』という神官に選ばれる。
- 真那巌
『真那香織』の父。
数年前、妻『真那千波留』と共に事故死。
有名なバイオリニストで、彼の残した音楽は今なお親しまれている。
『嫦娥町』を活動場所としており、地元ホールで頻繁にコンサートを行っていた。
そのコンサートを訪れた著名な音楽家が彼の演奏に感銘を受け、『嫦娥町』の外での音楽活動を薦めたが、なぜか彼は『嫦娥町』を出ることはなかった。
彼の音楽はレコードの普及で有名になり、ミステリアスな音楽家として知られている。
- 真那千波留
『真那香織』の母。
数年前、夫『真那巌』と共に事故死。
有能なピアニストで、巌と共にオシドリ音楽家として名を馳せていた。
夫と同じく、彼女も『嫦娥町』から出ることはなかったがせめて音楽だけでも世に広めようというファンが後を絶たなかった。
- 鷲羽美幸
CV:小西克幸
年齢は24歳。
『私立嫦娥高等学校』1年2組の担任教師。
女性のような名前だが、見てくれはその逆……
武芸百般なんでもござれ、笑顔の暑苦しい体育教師である。
教育熱心で面倒見も良く、生徒の間では“ユッキー”というあだ名で親しまれている。
ただ学生時代から空手やラグビーをやっていたせいか、ボディーランゲージを強いてくる。
スキンシップというよりマッスルシップ。
かなり痛いため嫌がる生徒も多い。
得意技はヘッドロック。
座右の銘は“肉体を持って、言語とすべし”。
そんな言葉を忠実に再現する、ちょっと困った先生である。
学生時代は“ぱっぱ王”の名を欲しいままにしており、その実力は折り紙付き。
圧倒的な実力を誇る現女王、『摘花五十鈴』とも互角の勝負を演じる『ぱっぱ』の腕前は、現役を退いた今なお、健在な様子。
超人的な肺活量から繰り出される彼の吐息は、ある意味凶器。
- 葛西鋭二
『嫦娥医療センター』の副院長であり、有能な男。
『私立嫦娥大学』を首席で卒業しており、外科技術も卓越している。
若年ながら、『櫛名田重次』の次の時代の院長候補として、期待が寄せられている。
しかし、真面目であるが故に融通が利かないところがあり他者に対しての態度は厳しい。
人の上に立ち、率いていくためには、もう少し経験を積み想像力を高めることが求められる。
『神堕人』に対しては、嫌悪感を示している。