にんぎょうげき

演目1

たしかに、先生の言うとおり。
このままではとても食べられない。
僕は丁寧に、野菜を[あらった]

僕は緊張に震える手で包丁を握り、
まな板のにんじんを見つめながら
そっと包丁を[かまえた]

僕は慣れない手つきで包丁を握り、
手元に注意しながら、ゆっくりと、
すべての具材を[きった]

さっそくフライパンに油を敷き、
まずはお肉を、続いて野菜を、
手際よく[いためた]

僕は、鍋に炒めた具材を入れ、
ちょっとだけへっぴり腰で
コンロのスイッチを[ひねった]

僕はコンロの火をすこしだけ弱め、
適量のホワイトソースとミルクを、
大胆に[ながしこんだ]

僕も、鍋が焦げ付かないように
ときどき中身をかき混ぜながら
じっくりと[にこんだ]

鍋の中には、すばらしい世界が
広がっていた。僕が作ったシチュー。
感動に心震わせながら[たべた]

演目2

私は元気よく返事をしたあと、
さんざん使い古されたモップで
床を丁寧に[みがいた]

正直、店長の勘ほどあてにならない
ものはないのだけれど…。
言われた通り新商品を[ならべた]

我ながらすばらしいものを作った。
ほれぼれするデキに満足しつつ、
新商品の隣にそっと[そえた]

私は、新商品の入った重い箱を
必死で倉庫の中まで[いどうした]

私は散らばったダンボール箱を、
コンパクトにまとめられるように
ひとつひとつ手で[つぶした]

ケガといっても軽い切り傷。
私はとっさにケガした指をくわえ、傷口を[なめた]

しみる痛みにもだえながら、
消毒を済ませたあと、
私は、指に絆創膏を[はった]

私は、看板が人目につくよう、
堂々と[おいた]

演目3

私は、そうつぶやくと
イスの上にそっと腰を[おろした]

私は無愛想に返事を返しながら
まっしろなキャンバスを前に
ぐぐぐっと腕を[まくった]

私はいつもより多めにパンを切り、
たっぷりとバターを[ぬりたくった]

まずは下書きからだ。
私はキャンバスの中心を見定め、
削ったばかりの鉛筆を[こすりつけた]

いよいよ色を塗っていく。
いくつかの絵の具をパレットに出し、
好みの色になるまで[かきまぜた]

時には荒々しいタッチを出すために
渾身の力を込めて叩きつけるように
絵筆を[ふりあげた]

そう言って私は、手元のパンを
さっきよく勢いよく[かじった]

私はこの絵に対する想いを込めて、
一筆一筆、丁寧に、丹念に、繊細に、
すこしずつ絵に命を[ふきこんだ]

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